2011年5月5日木曜日

どうせ曲がった人生さ (立川談四楼)

立川談四楼39歳から40歳の時に東京タイムス、週刊宝石に連載したエッセイが一冊になって出ている。発行元は毎日新聞。
談四楼といえば、立川流創設のきっかけになった真打試験に落ちた談志の弟子である。筆が立つから著作も多い。最近では日経のプロムナードへでの落語家ならではのエッセイが楽しみだった。
これはもっと若い時で、真打試験や立川流旗揚げの直後だから、文章も尖ってるし、営業での苦労話もはっきり語られているから、面白くて、ちょっと悲しい。 学校寄席が大変なこと、結婚式での司会、ヘルスセンターでの余興。売れないけれど芸はある、悔しさと諦めが交互に顔を出すのは、皆同じだから、共感されるのだな。
古い本だケド、新鮮、落語好きにはぜひ ★★★
ジョグ 4.8km, 30'51" (体調悪しと思いながら走ったけど、1分も早いのはなぜ?)