2010年4月2日金曜日

中華満喫

古今の書物と美食の体験をもとに、珍しい、たのしい、しかも旨い中華料理を満喫させてくれる楽しく、愉快な本。
邦文、中文を問わずの博覧強記ぶりから、てっきり中国文学専攻科と思いきや英語英文学修士とは、二度びっくり。かつて、邱永漢、荻昌弘が教えてくれた、料理本の楽しさを引き継いでくれている作者に感謝。
どの章もたのしいが、「乳腐と臭豆腐」は楽しい、青菜の腐乳炒めはうまいものだが、産地まで入れての分析と考察、歴史をもとにしての紹興での発展はなるほど、と膝をうつ。白酒と黄酒も楽しい。なるほど老酒はうまいものだが、白酒も呑みたくなってきた、五糧液、酒鬼、当然茅芽酒もいい。香りが高いが、確かに中華料理には相性抜群だし、二日酔いも無いからね。でも老酒での杭州料理も捨てがたいぞ。一冊で中華4,000年の歴史が味わえるとは、安いもの。 2,100円/定価1,100円