2010年6月14日月曜日

笑いの果てまでつれてって

「ミナミ」は一応は漫才師だが、もう何年も漫才はできず、ホテトルの運転手で生計を立てている。かつての仲間「マリ」からの営業の要請で最後の漫才をやる決心をする。自殺未遂で入院中の相方「サカイ」を口説き、ホテトルの電話受付をしていた「京子」、祖父の「ハツオ」と共に、公演地の稚内まで、ぼろグルマで移動することになる。
ぼろグルマは途中で壊れ、仲間の車を無断借用、フェリーやレンタカーを乗り継ぐうちに四人は居場所を見つけて行く。真面目なのに、やることはめちゃくちゃ、いい加減で物怖じしないようでいて、実際は小心者。結局家族のもとに帰るのが一番、ということななぁ。 題名につられると、失敗する。笑いはすくないけど、ほんわか気分にはなる。 980円/定価1,600円。